心地よい音のスペクトル構造を探し求めて

時としてたった一声の鳥の声に魅せられた経験は誰にもあると思います。そこは日常と異なる森の中、光やさわやかな空気も影響しているでしょう。空間印象も感じやすい環境でもあります。その鳥の声のスペクトルは数本の線スペクトルかと思っていました。ところが、かなり複数の線スペクトルが3つくらいの群を構成していました(下のスペクトル図の右側)。

左側低い周波数の1kHzぐらいまでは暗騒音です。よく聞いてみると少しザラついた感じがあります。このようなスペクトル構造が心地よい音の要素と考えられるかMax/MSPでパッチを作成し、検討をしてみました。

5度のインターバルの2つの音程で鳴くとして、1つの音程につき3つのオシレータで構成し、それぞれFM変調を設定してます。合成感は少しありますが、鳥の声のフィーリングは十分に感じることができました。今後、細部のパラメータを研究していきます。

上記のリンクはサンプル音源で少し空間系のエフェクト処理をしています。

Acoustic Spectra Communication

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